Heather Del Villano

 

アナハイム大学TESOL(英語教授法)博士課程 (Ed.D. in TESOL)プログラムを今年卒業されたHeather del Villanoさんに、本学を選んだ理由やオンラインで学習という経験について、さらにこれまでのキャリアについてお伺いしました。(右写真:Heather del Villanoさん)

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アナハイム大学 オンラインTESOL(英語教授法)プログラムのご紹介

一流教授陣に学ぶTESOL(英語教授法)〜 Ed.D.プログラムとは?アナハイム大学 オンラインTESOL博士課程のご紹介 

1. アナハイム大学のTESOL博士課程 (Ed.D. in TESOL) を選んだ理由は

 博士課程への進学については、しばらく考えていたのですが、仕事と家庭を両立しながらやっていけるのか自信がありませんでした。そんな時、同僚からアナハイム大学のオンラインプログラムについて聞き、興味を持ちました。そして教授陣の一覧を見て、わくわくしました。英語教育界で名の知れた、こんな素晴らしい教授陣の授業を毎週受けられるのかと興奮しました。一部の先生方の著書は、英語教師としての長年のキャリアの中で、ずっと参考にしていたものでした。初めてエリス先生の授業を受けた時は緊張してしまいました。オンラインで受講できるフレキシビリティ、著名なTESOL教授陣から学べる機会、そして世界各地から集うクラスメートと一緒に学べるということが、私がアナハイムのEd.D.プログラムを選んだ大きな理由です。

2.これまでのキャリアについて教えてください。

 カナダのビクトリア州にあるCamusun Collegeに勤務しています。今年、英語教育プログラムやその他社会人向けプログラムのある School of Accessの副研究科長 (Associate Dean) に就任しました。その前には、英語教育プログラムのインストラクターや、プログラムの責任者も務めました。ビクトリア州に引っ越しする前は、バンクーバーやシンガポール、アラブ首長国連邦や日本で英語を教えました。

 これまでに教えた英語は、ビジネスや航空、医療やエンジニアリングといったさまざまな専門英語のほか、アカデミック英語からTOEFLやTOEIC対策、小さな子どもたちまで、さまざまなレベルでも教えてきました。アナハイム大学の博士課程を始める15年前に、マンチェスター大学で英語教育の修士課程を修了しました。当時、「遠隔プログラム(distance program)」と呼ばれていた、家で課題をし、郵送で送るというやり方で学びました。郵送なんて、時代を感じてしまいますよね。

3. 博士号 (Ed.D.) は今後のキャリアにどう役立つと思いますか?

 Ed.D.プログラムで身につけたさまざまなスキルが、今後も仕事で役立つだろうと思います。プログラムでは、心理的、社会的、実用的、そして生態学的な教育観点が、言語の習得や学習指導に深く関わっていることへの理解を深めました。もともとリーダーシップとマネジメントに関心があったのですが、その分野の理解も深めることができました。こういったそれぞれのファクターが、今の仕事と将来のキャリアへのしっかりとした土台となっていると思います。

4. 一番の思い出は?

 アナハイムに在籍していた4年近くの間に、たくさんのいい思い出ができました。オンラインのフォーラムや授業の後の学生同士のディスカッションでクラスメートと交流したり、著名な教授陣から貴重なフィードバックをもらえたことは、大変良い経験でした。もちろん、夏季集中講義で先生方と直接お会いできたのも良い思い出です。

 授業に関係していることでは、Luke Plonsky先生のグループプロジェクトで、5人グループでしたが、メンバーは3カ国4都市に住んでいながら、プロジェクトを成功させることができたことです。スカイプやグーグルドックスといったシンプルなツールを使い、共同作業を行いました。そして最高のペーパーを提出することができました。今、そのペーパーの出版に向けた作業が進行しています。それから、最近、プログラムを始めたばかりの頃に提出した課題を読み返し、論文の書き方や研究といった面において、自分がどれだけ成長したか気がつきました。

5. 好きだった授業は?

 難しい質問ですね。どの授業も本当に楽しめました。Denise Murray先生と MaryAnn Christison先生のELT Management and Leadershipの授業ではリーダーシップについて多くを学びました。また、博士論文を執筆する上で、先生方から、サポートや役立つアドバイスをいただきました。エリス先生の授業を受けられたのは、本当に素晴らしい機会でした。初めは大変有名な先生であるということと、先生のこれまでの功績から、少し怖気付いていたのですが、すぐに、エリス先生から直接Instructed Second Language Acquisitionを学べるという機会を存分に活かし、たくさんのことを吸収するようになりました。

 また、新谷奈津子先生の統計の授業でもたくさんのことを学びました。私にとって初めての統計の授業でしたが、その素晴らしさをよく知ることができました。
 

6 オンライン学習という経験についてはいかがでしたか?

 初めはどこか不安であったのをなんとなく覚えています。「オンライン学習」というものが、どういうものかあまりわかっていなかったのです。オンラインで学ぶことにはすぐに慣れたので、今から考えるとおかしいのですが。システムも、大抵わかりやすく、資料や、連絡したい人にすぐにつながることができました。リソースがどこにあるかわからないようなことはほとんどなく、とても使いやすかったです。

7. アナハイム大学のEd.D.プログラムはどんな人に勧めますか? 

 英語教師をされている方で、時にハードな、でもとても魅力のあるプログラムを通じて自分のスキルや能力を高めたいと思っている人にはどなたにでもお勧めします。課題は少しずつ進めていくので、なんとかこなせます。「オンライン学習は無理」だと思っている人もいるかもしれませんが、やってみることをお勧めします。私にとってはとても快適に学べて、クラスメートや教授とつながることができました。

8. 大変だったことは?

 2つのコースを何度か一緒に取らなければいけなかった時です。家庭とフルタイムの仕事を両立しながら2コース分の課題をこなすのは大変でした。夫や家族がサポートしてくれたことにとても感謝しています。 

 
アナハイム大学オンラインTESOL博士課程卒業生の声〜Heather del Villanoさん(2018年卒)PART 2


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