アナハイム大学は2020年へのビジョンとして、継続的なイニシアチブを通じた「シェア・フォワード」へのコミットメント、そして良い影響を社会と自然環境に生み出すことを掲げています。

「シェア・フォワード(Share It Forward)」とは、次世代のために、皆でベネフィットを分かち合えるようなより良い世界をつくるために自分にできることをするという意味が込められています。このコンセプトは「ペイ・フォワード(Pay It Forward)」という、人から受けた親切を他の人につないでいくことを意味する表現から生まれました。「ペイ・フォワード」は当初ベンジャミン・フランクリンが提唱し、2000年には同タイトルの映画も製作されました。

「シェア・フォワード」はもともと、新入生が本学のオンラインシステムの使い方に早く慣れるための方法を探していた、当時のアナハイム大学の学生が始めたものです。学生中心のシステムを生み出そうとした、その先見性のある行動は、学習リソースの使いか方からチューター制度、さらに新入生や入学を検討している学生への案内までもが含まれ、その恩恵を受けた人たちによってより広くシェアしてもらえるようにという願いが込められていました。

この考え方は私たちの学習コミュニティーに大きなインパクトをもたらし、大学運営側によって正式に採用されるに至りました。このフィロソフィーに立脚し、学内を超え、世界に善い行いを広げるため、この2020年ビジョンを含めた数々の本学主導によるプロジェクトが生み出されました。

アナハイム大学は持続可能な未来に向け、変化を起こすための役割や責任を明確にした2020年ビジョンを掲げています。現在、ペーパーレスに向け、挑戦を始めています。この達成には本学コミュニティ全体による協力が必要です。大学として世界で初めてのペーパーレスを達成することは、継続して取り組みを続けてきた本学にとって大きな名誉となるでしょう。そして、この環境的および社会的責任から生まれた、持続可能な未来の発展への挑戦に、他の大学も取り組みを始めることを望んでいます。 

世界中の学生やアカデミックリーダーたちをインスパイアし、世界を変える流れとなることを望みます。

アナハイム大学総長 
ガーネット・バーチ