2015年8月1日、カリフォルニア州立大学フラトン校において挙行された本学卒業式において、デビッド・ヌーナン博士のアナハイム大学開校以来20年にわたるオンライン教育への貢献に対し、カリフォルニア州選出の米下院議員、ロレッタ・サンチェス氏より、感謝状が授与されました。 感謝状の贈呈の際に上映されたビデオ内容を要約してご紹介します。

インターネットが生まれたころ、その目に見えない不思議な情報の網を使い、教育的経験を提供するということは、誰の想像をも超えたものでした。 しかし、1996年、世界に先駆けて、地理的限界のないオンライン教育の将来を予測した人々がいました。このことは教員は世界中のどこにいようとも、場所を問わず教えることができ、各地から集まった学生がクラス内に多様な文化的視点を持ち込むことができるということを意味しました。

当時より世界的言語学者であったデビッド・ヌーナン博士とルース・ワインリブ博士、さらに第二言語習得の分野の第一人者であるロッド・エリス博士が世界で初のTESOL(英語を母国語としない人のための教授法)のオンライン修士課程を開発、そして開講にいたりました。世界中から集まった学生たちと教授のリアルタイムのチャットを通じた会話から始まり、技術の進歩に伴って、それはウェブカメラを使用したオンライン授業となりました。

デビッド・ヌーナン博士の高等教育におけるイノベーションへの情熱にインスパイアされ、アナハイム大学のTESOL教授陣は15名の世界的言語学者を含む、世界中から集まったTESOLの著名な教授陣で構成されるまでになりました。15名のうち、5名は世界最大の言語教育関連の学会であるTESOLの会長を務めた経歴があり、2015年から会長を務めているアンディ・カーティス博士もそのうちの一人です。

アナハイム大学のコロンビアやブラジル、日本、韓国の教育機関とのパートナーシップ提携を通じ、境界をさらに広げることになりました。オンライン教育でなければアクセスできなかったであろう、質の高い教育を学生に提供しています。

ヌーナン博士の著書は世界中で教科書として使用されており、その総売上は2.5億部に上ります。また、本学TESOL教員がこれまでに執筆した著書は一教員あたり平均21冊で、これは全米でも最高水準に匹敵します。

2009年には、本学は初の博士課程を開設。教育学博士課程 (the Doctor of Education in TESOL)です。

今日、アナハイム大学の20周年を祝うと同時に、私たちをインスパイアし続けるデビッド・ヌーナン博士の尽きることのない教えることへの情熱は、現在40カ国以上で教えている本学卒業生の活躍に見ることができます。本日は卒業生を称えると同時に、デビッド・ヌーナン博士を、その本学と、過去、現在、そして未来の学生たちへの偉大な貢献を称えます。

Dr. David Nunan and Loretta Sanchez

  

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